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譲渡会を前に思うこと [わんこ]



譲渡会を目前に昨日ようやく初めてボランティアに行ってきました。
平日にもかかわらず多くのボランティアが集まっていました。
遠方から来られてる方も多く、他県ナンバーの車、レンタカーが駐車場に並んでました。
ボランティアの様子など、いまさらなので書く必要はないな。
各犬舎(私はA-3)のリーダーさんが頑張ってて、寄せ集めのボランティアをしっかりリードしてくれて、初めてでも手順良く作業ができるように考えられてました。
ここにたどり着くまでが大変だったんだろうなとつくづく感心しました。

いよいよ明日から譲渡会ですね。
どんな里親さん候補が集まるんでしょうか、、、
ボランティアの手が入って20日。健康体の犬などいません。
体を触るとあばらの感触です。
不衛生だった環境のせいで皮膚病を患ってる子、お腹がゆるい子が多いです。
多くの犬たちは、抱き上げると体を硬直させます。抱かれることに慣れてないから。。。
中にはお腹を見せて甘えてくる子もいますが、未だ目を合わすことのできない子も多くいます。

体のケアと心のケアには想像以上の時間がかかると思います。
想像以上の医療費もかかると思います。

里親候補に手を上げようとお考えの方、もう一度家族で考えてください。
今は健康に見えても内臓などに疾患を持っているかもしれません。
何ヶ月も病院に通わなくてはならないかもしれません。
何ヶ月経っても目を合わせてくれない、心を開いてくれないかもしれません。

「犬ならどれも一緒」ではありません。
犬種によって性格も違えば、必要な運動量もちがいます。
沢山の運動ができないご家庭では小型犬でもジャックラッセルテリアなど無理です。
犬種によってはかかりやすい疾患を持ってる場合もあります。
これから永く暮らすパートナーのことです、しっかり勉強してください。

メディアが大きく取り上げたことで盛り上がった今回の件。
一時の感情だけでは救えない問題が沢山あります。

今回は引き取ることができなくてもこれからできることは沢山あると思います。
今回の問題は日本のペットブーム・ペット産業のモラルのなさが表に出た氷山の一角に過ぎないのです。
メディアも譲渡会で問題が解決したような伝え方はしないで欲しいと思います。
何も解決しません。
譲渡会の模様をニュースで流すよりも、なぜこんなことが起きてしまったのか、日本のペット産業の問題点を追求して伝えて欲しいと思います。

すべての犬たちが、これから何年かかるか判らない体と心のケアを、ずっと変わらない愛情で続けられる家族のもとに引き取られていくことを心から願っています。


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コメント 2

luluママ

お疲れさまでした!
luluママも明日は筋肉痛だろうか(^^;
どの子からも、強い生命力というものを感じました
本当に幸せになってほしいと思います
どの子にも幸せになってもらえるよう・・・
責任ある素敵な家族とめぐり合えますように・・・
そして、調子の悪い子たち・・・がんばれ!
望むことはそれだけです
by luluママ (2006-10-20 20:06) 

わんぱくDOG

>luluママさん
3日間、お疲れさまでした。
こんな形ででしたがお会いできて嬉しかったです。
次はお互い犬連れでお会いしましょう!
by わんぱくDOG (2006-10-21 20:50) 

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